秋から冬にかけて、なんとなくホッとする甘さが恋しくなる季節ですよね。
特に、さつまいもの優しい甘みを感じられる「焼き芋」は、子どもから大人まで大人気のおやつです。
昔は石焼き芋屋さんの「い〜しや〜きいも〜」の声を聞くと、つい駆け出したものですが、最近ではスーパーでも手軽に買えるようになりました。
でも、「家でも美味しい焼き芋が作れたらいいのに…」
と思ったことはありませんか?
実は、電子レンジを使えば、おうちでも手軽に“ねっとり系の甘い焼き芋”を作れちゃうんです!
忙しい毎日の中でも、ちょっとした時間に作れるので、子どものおやつや自分へのご褒美にぴったり。
この記事では、以下のポイントに絞って、家庭でもできる“しっとり&甘い焼き芋”の作り方をご紹介します♪
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電子レンジで作れる簡単レシピ
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ねっとり系の焼き芋にするコツ
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使用する品種の選び方
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ラップの使い方と加熱のポイント
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
まずは基本から♪電子レンジで焼き芋を作るコツ
お店の焼き芋って、あの石の上でじっくり焼いてあるから、甘くてねっとりしていて美味しいですよね。
でも実は、おうちの電子レンジでも、ちょっとしたコツを押さえるだけで、その“ねっとり食感”が出せちゃうんです!
ポイントは、「低いワット数でじっくり温める」こと。
高温で一気に火を通すと、さつまいもの中の水分が抜けてしまって、パサついた仕上がりに…。
それを防ぐために、ラップと濡らしたキッチンペーパーを使って、しっかり水分を閉じ込めながら加熱します。
実際に作ってみると、ほんの数ステップでびっくりするほど甘い焼き芋ができるので、時間がない日でも大丈夫♪
さつまいもは常にストックしておける野菜ですし、旬の時期にはお手頃価格で手に入ります。
思い立ったときにサッと作れて、家族の「おやつまだ〜?」にもすぐ対応できますよ◎
レンジでお店みたいな「ねっとり焼き芋」のヒミツ
市販の焼き芋って、ただ柔らかいだけじゃなくて、「ねっと〜り」していて、スプーンで食べたくなるくらい甘いですよね。
その秘密、実は「使っているさつまいもの種類」と「加熱の仕方」にあるんです!
特に注目したいのは、“でんぷんを麦芽糖に変える加熱の温度帯”。
ちょっと難しそうに聞こえますが、要は「時間をかけてゆっくり温める」ことで、さつまいもが持っている糖分がしっかり引き出されていくということなんです。
この温度帯は、およそ40〜60度。
このとき、さつまいもに含まれるアミラーゼという酵素が元気に働いて、でんぷんを甘〜い麦芽糖に変えてくれます。
反対に、90度を超える高温ではこの酵素が働かなくなってしまうので、注意が必要です。
だから、石焼き芋があんなに甘いのも、長時間じっくり火を通しているからなんですね♪
電子レンジでも、これを再現する方法がちゃんとあるので、後ほど詳しくお伝えします!
甘さ重視ならコレ!おすすめのさつまいも品種
どんなさつまいもを使うかで、焼き芋の味わいは大きく変わります!
スーパーでよく見かけるさつまいもにも、「ねっとり系」や「ほくほく系」など、いろんな種類があるんですよ。
焼き芋に向いている甘い品種は以下のとおりです。
品種名 | 特徴 |
---|---|
紅はるか | しっとり&ねっとり、甘みがとても強い |
鳴門金時 | ほくほく系でもしっかり甘い |
紅あずま | ややしっとり、加熱で甘みが増す |
紅乙女 | 濃い黄色が美しく、ねっとり感が特徴 |
特におすすめなのが「紅はるか」。
名前のとおり、他のさつまいもよりも“はるか”に甘く感じることから名づけられています。
焼き芋にすると、まるでスイートポテトのような滑らかな食感と自然な甘さが楽しめますよ♪
500wでじっくり加熱が美味しさの決め手!
電子レンジで焼き芋を作るときに大切なのは、「加熱の強さ」。
一般的なレシピでは600wを使うこともありますが、焼き芋の場合は500wでじっくり温めるのがベストなんです。
高いワット数で一気に加熱すると、外側だけが熱くなって中はまだ固かったり、逆に表面が乾いてしまったり。
そうならないためにも、500wでゆっくり火を入れていきましょう。
目安の加熱時間は中くらいのさつまいもで約2分ですが、大きさやレンジの機種によって差があります。
一度加熱したら、竹串を刺してみてスッと通るかチェックするのがポイントです。
もしまだ固ければ、10〜20秒ずつ追加で加熱しましょう。
やりすぎると固くなってしまうので、ちょっとずつ様子を見ながらがおすすめです♪
ラップで包むだけで食感アップ!
実は、焼き芋の仕上がりに大きく差が出るのが「ラップの使い方」なんです。
さつまいもをそのままレンジに入れてしまうと、水分が飛んでしまって、どうしてもパサパサに…。
そこで大事なのが、「濡らしたキッチンペーパーで包んでからラップを巻く」というひと手間。
この方法なら、水分をしっかり保ちながら加熱できるので、しっとり&ねっとりした美味しい焼き芋になります。
見た目の変化はあまりないけれど、口に入れたときのしっとり感が全然違うので、ぜひ試してみてください♪
市販の焼き芋も美味しく温め直せる!
最近はスーパーでも手軽に買える焼き芋。
でも、冷めてしまうとちょっと固くなっていたり、ホクホク具合が物足りなかったりすることもありますよね。
そんなときは、600wで約1分加熱するだけで、できたてのようなホクホク感が戻りますよ。
ラップで軽く包んで温めると、水分が飛びにくくて、より美味しくなります♪
忙しい日の朝食や、お子さんのおやつにもピッタリです◎
焼き芋作りのポイントまとめ
それでは最後に、今回のポイントをまとめておきますね。
項目 | ポイント内容 |
---|---|
品種選び | 「紅はるか」や「鳴門金時」など甘い種類を選ぶ |
加熱のワット数 | 500wでじっくり加熱(中サイズで約2分目安) |
ラップの使い方 | 濡らしたキッチンペーパーで包んでからラップする |
甘さの引き出し方 | 低温(40〜60度)をキープするように加熱する |
加熱後の確認 | 竹串で中まで通るか確認し、様子を見ながら追加加熱 |
材料もシンプル、手間も最小限で、お子さんと一緒に作っても楽しい時間になります。
寒い季節の定番おやつとして、ぜひご家庭でも取り入れてみてくださいね♪